ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2010年5月6日(木) 渋谷に行けた!

今日、渋谷に行けた!

 

きのうの夜、「明日、渋谷に行ってみよう」と決断したとたん、胸がドキドキ。

今朝、「今日は渋谷に行くぞ」と考えたとたんに胸がドキドキ。

玄関を出るときも、胸がドキドキ、足元がふわふわするような感じがして、「ムリかな?」と一瞬思ったけど、とにかく駅へ向かった。

 

最寄り駅から電車に乗る。

電車が渋谷駅に近づくにつれて、ドッキンドッキンしてくる。電車の中で挙動不審になってたかも?

この前、たんに渋谷を通過するだけなら大丈夫だったのだけど、今日は、「渋谷で降りて、できたら街に出るぞ」、と決意していたからか、異様な緊張を感じる。

 

渋谷駅に着き、思い切って電車を降りる。昼下がりだけど人が多い。

バックンバックンと激しい動悸がして、まるで全力疾走しているみたいだったけど、なんとか普通に歩いて改札を出る。

 

「できたら街を歩いてみよう」とか、「喫茶店でお茶でも飲もう」とか思っていたけど、それはちょっとまだ無理みたい。

とりあえず駅ビルの中に入って、エスカレータで1つ上の階に行き、お手洗いに行ったところで力尽きる。

今日はこの辺にしておこう」

 

再び改札に入り、帰りの電車に乗る。

電車が出発して渋谷駅から離れたとたん、動悸が落ち着いてくる。

笑ってしまうぐらい、身体は正直。

 

渋谷での滞在時間は5分もなかったかも。

それでも、すごい達成感。