「死ぬ権利」って?
京都でALS患者の女性の方が亡くなった事件。
いろいろな意見を見聞きして、考え込んでいます。
特に「死ぬ権利を認めよう」という意見。
かなりたくさん見かけるのですけど、正直、すごく違和感を感じています。
「死ぬ権利」って、もうすでに、すべての人に、平等に、完全に、確実に、保証されているのに、と思ってしまうのです。
どんな人も、いつか必ず、間違いなく、確実に、死は訪れる。
オギャアとこの世に産まれ落ちた、その瞬間から、1秒1秒、着実に死に向かっている。
「死ぬ権利」の本当の意味は、「自分の思いどおり(時期、方法、状況など)に死にたい(それまでは生きていたい)」ということではないのかな、と思ってしまいます。
つまり、「よりよく、生きたい」ということ。
そんなふうに、考えたりしています。