ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

自死と安楽死と

しばらくブログお休みしてました。

 

コロナとかいろいろあり、このところ自分の精神状態が不安定になっているのは間違いないのですが、それにしても、俳優の三浦春馬さんの自死、そしてALS女性嘱託殺人事件と、立て続けにショックなできごとが起き、いろいろ考えこんでしまっています。

 

ウツを患った人なら、一度や二度は自死を考えたことがあるのではないかと思いますが、私も、「もう、生きていたくない」「生きていてもしょうがない」って思ったり。

 

だけど実行に移さないのは、その辛い気持ち、苦しい気持ちが、波のように高まったり、おさまったり、揺れ動く感じがあるから。

 

今、この瞬間、ものすごく辛くて辛くて、苦しい。

それは間違いなく、その瞬間の自分の本心なんだけど、そこから半日くらいたつと「あれ? 今はそんなに苦しくないな?」って思えることがあったりする。

 

なんというか、気がそれる、っていうか。

 

 

完全に辛さがなくなるってことではないんだけど、目盛りが少し弱くなるみたいな。

 

自分の本心て、案外「さだか」でもないんだな、って思ったりします。

まあ、意思が強くないってことかもしれないけど。

 

苦しみ続けるにも、けっこう意思の力を必要とする感じ。

ずうっとそれを見つめ続ける、みたいな意思の力を。

 

だから、そのことばかり、考え続けない。

ちょっと、その辛さを、わきに置いといてみる。

そんなことを習いました。

 

そんな方法で、10年以上、やり過ごせているように思います。

 

 

ALS女性嘱託殺人事件の件では、よせばいいのに、ついネットでいろいろ読んでしまい、肯定的な意見が存外に多いことに、またショックを受けてしまいました。

 

ご本人の苦しみは、私などには想像もできてないんだとは思います。

でも私には、やっぱり、この結末を肯定はできない。

 

悲しくてしょうがない。

周囲の方も辛いだろうな。

 

 

肉体的に苦しいのは、私も嫌だ。

怖い。

息が苦しいとか、激痛があるとかだったら、なるべく苦しさを和らげたいし、苦しい時間をなるべく短くしたい。

 

だけど、他人に頼んで、死なせてもらうっていうのは、どうなのかな。

 

そんなふうに思いが乱れます。

やりきれないです。