2012年7月13日(金)Zさんが病院についてくる
今日は病院の日だが、職場のZさんが診察に一緒に来ることになっていた。(昨日、急遽決まったこと)
病院の最寄りのバス停でZさんと待ち合わせ、私は家から自転車で行き、バス停で待つ。
Zさんが到着、バスから降りるなり「遠いわねえ」と一言。
私はかなり、むっとする。(私から「来てほしい」と頼んだわけ」でもないのに・・)
病院で受付をすまし、二人でロビーで待つ。いつものようにかなり待たされる。
結構待たされるということも、昨日Zさんに伝えてあったのに、またもZさんは「ずいぶん待たされるわねえ」と言う。
私は気分がどんよりして、ほとんど何もしゃべらずにいる。
ふだん一人で待つときは、本を読んだり、目を閉じてストレッチしたりして、それほど退屈しないのだが、今日は隣にすわるZさんのことが気になって、落ち着かない。
やっと順番が来て、診察室に二人で入る。
AA先生が、ちょっと驚いた顔でむかえてくれる。
私から、Zさんを紹介し、昨日のSHさんからの電話の件と、Zさんが急遽、診察に同行することになったことを伝える。
まずは、いつもどおり、私からこの1か月の報告と、今日Zさんが一緒にくることになった経緯を話す。
話しながら、久しぶりにAA先生の前でボロボロ泣いてしまう。
●4月末ごろに「役員の人にはまだ会いたくない」とかなりはっきりZさんに伝えてあったのに、急にSHさんから電話がかかってきた。
●やんわりと断ったのに、SHさんからしつこく「面談したい」と食い下がられてパニックになったこと。
●以前のように、人前でボロボロ涙が止まらなくなってしまった。元の状態に戻ってしまった。
●最近いろいろできるようになり、7月ぐらいから毎週本社に行けそう、などと思っていたのに。積み上げてきたものがガラガラと崩れてしまった。
●自分としては精いっぱい頑張っているつもりなのに、それではダメなのか? 「会いたくない」という自分の願いが全否定された感じ。
●「(ZさんがAA先生に)直接会いたい」と言われると、自分の説明が職場から疑われているのでは、という気がしてしまう。自分が信用されていない感じがしてしまう。
●また不意打ちされるのでは、と思うと職場、本社が怖い。また行けなくなってしまいそう
途中からは、Zさんがその場にいるのにもかかわらず、Zさんへの不信感も、口からだだ洩れる。
そのあと、Zさんが話す。
私は、Zさんが話し始めた時点で、涙ボロボロで、あまりよく聞いていなかったけれども、それでも、Zさんからの話はもっぱら職場側からのエクスキューズ、言い訳にしか聞こえなかった。それもAA先生に説明するというよりは、私に対しての説明。
私はZさんの話を聞いていて、ますますボロボロ泣いてしまう。叫び出してしまいそう。
(職場側の事情、人事サイドの考え方など、言われなくてもわかっている。
世の中、ウツになって働けなくなったら、すぐに解雇されてしまう職場だって、決して少なくないことも、そういう中では、今の自分はすごく恵まれていることも、わかっている。職場としては、一定の期間ごとに、一定の手続きを踏んで、完全復帰か退職かのルールを決めたいだろう、そりゃあそうだろう!。
だけど、今の自分は、職場の人事政策に合わせて対応するなんてムリ。それができるなら、ハナからウツになんかなってない・・・。)
悲しい、悔しい、怖い、、、いろんな思いが暴走する。
AA先生は、Zさんの話に対しては、特段のコメントはなかった。
「今日のところは、緋寒桜子さんの感情が暴走しているようなので、また来週いらっしゃい」と言われる。
診察が終わり、会計を済ませて病院を出る。
私から「まだ薬局で薬をもらうのに結構待たされるので、今日のところはこのへんで。お忙しいのにわざわざ遠くまで来ていただいて、ありがとうございました。いろいろご迷惑かけており、申し訳なく思っています」とあいさつして、病院の前でZさんと別れる。
一応、最後は、ちゃんと礼儀正しく挨拶できた。
心のなかは荒れ狂っていたけれど。