ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年10月2日(木) 10月いっぱい休ませてもらうことに。挨拶しようとして皆の前で号泣してしまう

身体を引きずるようにして出社。

 

改めて上司Cさんと面談し、10月いっぱい休ませてもらうこととなる。

過去の休日出勤の振り替え休暇がたまっているので、それを消化する形とする。

 

Cさんに、かんたんに引き継ぎをする。

引き継ぎといっても、何も用意はしてなくて、いま仕掛っている業務の進捗状況を、簡単に説明しただけ。

 

午後、定例の幹部会議が予定されていたので、挨拶のために冒頭だけ出席する。

かんたんに挨拶するだけのつもりだったのに、話し出したとたんに涙がこみあげてきて、幹部社員たちの前で号泣してしまう。

「大変なときに、迷惑をかけてしまい申し訳ない。総務部のみんなをよろしく頼む」と泣きながら伝える。

みなドン引き。どう声をかけていいかわからないらしく、シーンとしてしまう。

ようやく、女性の幹部社員Zさんが、「心配いらないよ、ゆっくり休んでください」と言ってくれ、他のみんなも、うんうん、とうなずいてくれる。

 

会議を途中で退席し、自席に戻る。

総務部のみんなにも、しばらく休むことを伝えなければならないと思いつつ、今の幹部会議での体たらくを思い出すと、とても直接話したりはできない、と思い、全員あてにメールで伝えることにする。

メールを書いているうちに、またも涙が出てきてどうしようもない。

とにかく、10月いっぱい休ませてもらうこと、迷惑をかけて申し訳ないこと、Iさん、Cさんに引き継いであるので、相談事はこの二人にしてほしいこと、などを1時間くらいかけて書く。

送信ボタンを押すと、疲れ果てた感じ。

とにかく1か月やすむのだから、と机のまわりを最低限片付け、3時過ぎころ、そっと退社する。

 

もはや、「泣いていることが定常状態」のような感じになり、電車の中だろうが、人前だろうが、道を歩きながらだろうが、ずうっと、泣き続ける。さすがに声は出ないが、とめどなく涙があふれてくる。

ときどき、周りからちらちら見られているような気がするが、どうしようもない。