2010年3月5日(金) Zさんから「給与を日割りにする」と言われて大泣き。ほんとうは、自分が解決しておかなければならなかった問題だったのに、できなかった。そのことを再び、一番きつい形で突きつけられてしまった。これは自分への罰なんだ、と感じる。
今日はHオフィスに行った。
Zさんも来ていて、「ケーキでお茶しましょう」と誘われ、早めに退社して、駅前の喫茶店に入る。
楽しくおしゃべりするだけかと思ったが、違った。
Zさん「実は・・。緋寒桜ちゃんの待遇のことが、社内で話題に上がっている。他にもメンタル不調の人もいて、その人たちとの公平を期すため、ルール作りが行われている。緋寒桜ちゃんの場合、週3日の勤務なので、給料を日割り、つまり5分の3(60%)に減額する、という方向になっているが、どうですか?」
この話題、いつかは来ると覚悟はしていたし、日割りで60%というのも、予想通りの内容ではあった。
にもかかわらず、その場で涙があふれて止まらなくなった。
ボロボロ泣きながら、
私「皆さんが、一番良いと思うように処理してくれればよいです。Zさんに負担にならないよう、Zさんが一番やりやすい、楽な形にしてくれればよいから」
Zさんが、「○○役員は、こんな意見で・・・」、「メンタル不全の○○さんはこういう状況で・・」、「労組ではこんな議論が行われていて・・・」と、具体的に名前をあげていろいろ説明してくれる。
でも、私は、そうやって詳しく聞かされれれば聞かされれるほど、ますます悲しくなってきて、涙がどんどん出てくる。
ついに、耐えられなくなり、Zさんに
私「ごめん、そういうことはあんまり詳しく聞きたくない。私が総務をやっていたときから出ていた話なので、どういうことが俎上に乗っているかは、ほぼわかっている。説明してくれなくてよい」とさえぎってしまう。
私「自分は今、うつ病のリハビリ中で、自分の人生自体を、立て直している最中です。自分のことだけで精いっぱい。職場としてメンタル不調の人をどう処遇すべきか、まで考えられないし、考えると思っただけでも苦しい、辛い」
Zさん「そうだね。ごめん。これでやめましょう」
Zさんとは長い付き合いで、いろいろあったけど、目のまえで大泣きするのは初めてのことだった。(正確には2回目。1回目はうつで休む前の幹部会議の席で) Zさんはかなりびっくりしたみたいだった。
帰り、電車の中でも涙が止まらず。
家に着いてからも、布団のなかで30分くらい大泣き。頭が痛い。
ほんとうは、自分が総務部長だった時に、解決しておかなければならなかった問題だったのに、できなかった。そのことを再び、一番きつい形で突きつけられてしまった。
自分自身も、ほぼ同じような方針(ノーワーク、ノーペイ。休職者は日割りで給与を支払う)を当時打ち出していたので、そのとおりに今自分が処遇されるのであり、文句なんか言えない。
でも、このことがこんなに哀しく、辛い。そんなこと言えないけど、辛い。
これは自分への罰なんだ、と感じる。
自分が総務部長をやっていたとき、やっぱり優先順位の問題で、体調不良の人への処遇は後回しにしていた。人を大事にしていなかった。
Mさんも、私のそういう姿勢を感じ取って辞めていったのかな、と思う。
私は、そのとき、自分なりには一生懸命、精一杯やったつもりだし、ほかにどうすれば良かったのか、今でもわからない。でも、他の人たちが安心して仕事できるようにすることはできていなかった。ちゃんと責任を果たせなかった。
Mさんが辞めたのも、EさんやJさんが辞めたのも、みんな私のせい。私がうまくやれなかったから。
有罪なんだから、罰を受けなければならない。
静かな心で受け入れなければいけない。