ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2009年2月4日(水) 夫とケンカ

健診に行けてハイになったらしく、家の片づけをした。

夫の荷物が散らかっていたので片づけてあげた。

 

ところが、帰ってきた夫が、勝手に片づけたことに怒って、ケンカになってしまった。

 

「片付けとかはできるのに、どうして、外に出かけたりできないんだ。家の中にばっかりこもっていると、病気も良くならない。何かしたいなら手芸でもやればいいのに。仕事をするともうろうとしてくるのは、潜在意識で仕事が嫌だからだろう。『電車に乗れない』とか『人に会いたくない』とかいうけど、仕事を休んでいる罪悪感からきているのでは」などと言われてしまう。

何も言い返せず、布団の中で大泣きする。

夫が「言い過ぎた、ごめん」と謝りにきてくれて、一応仲直りする。

 

でも、夫も本音のところでは、こう思っているんだな、と悲しくなる。

 

夫はもともと手先が器用で、絵とか工作とかがうまいけど、私は不器用で、そういうことをするより、本を読んだり、片づけたりするのが好きなの。いまは調子が悪いから、苦手なことはハードルが高いの。もともと好きなことをやっているのが、気持ちが楽なの。

 

そう説明しても、口ではわかったというけど、ほんとうのところでは理解してもらえていないと感じる。