ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年12月5日(金) 人込みがしんどい時は、イヤホンで音楽を聴いたり、帽子やマスクを身に着けると苦しさが和らぐ感じ

病院の日。

 

職場での過去のこと、そもそもこうなってしまったイキサツについて、だらだらと話す。まったく無関係のAA先生にわかりやすくまとめようすることで、自分の頭の中のごちゃごちゃもだんだん整理されてきた気がする。

AA先生も、辛抱強く聞いてくださる。今通っている病院自体の方針のようで、普通の精神科外来診療なのに、けっこう時間をとってくれるのでありがたい。「体調だけ聞いて、薬を出して、1~2分でおしまい」ってところもけっこうあるらしいのに。(もっとも、そのため、いつもかなり混んでいて、長時間待たされるのだけど)

 

職場から健康診断についての案内が来たけど、「新宿が怖くて行けない」という話をしたら、「なにが、どのように、怖いのですか?」と尋ねられた。

それで改めてよく考えてみると、人がたくさんいて押し合いへし合いしていることが怖いこと、いろいろな音がたくさん聞こえてきて圧倒されるようで苦しいこと、などに気がつけた。

人込みのほうはどうしようもないが、なるべく人が少ない、真昼間の時間帯なら大丈夫かも。音の方は、アイポッドなどで心の落ち着く音楽を聴きながら、なら大丈夫かも、などと、解決策を考えることができた。

 

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このように、実際の日常での困りごとについて、一緒に解決策を考えたり、具体的にアドバイスしてもらえることも、とても助かった。

このあたりは、医師としてというよりも、AA先生の人間力によるところが大なのだろうと思う。

 

ほかに、苦しさが和らぐアイテムとして

■帽子。なるべく360度カバーする、ぐるっと縁のある、深くかぶれる帽子がいい。

■マスク

■長袖、長ズボン、襟のついた、ゆったりした服

露出する部分を減らし、外界からの刺激をなるべく受けないようにする方が、精神的に落ち着く気がした。

 

私の勝手な想像だが、外界からの刺激ってすべて脳で処理されるのだが、ウツのときって、脳の機能が全体的に低下しているため、余計な情報は少ないほうが、負担が少なくて済む、ってことではないだろうか。