ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年10月6日(月) 苦しいよう。苦しいよう。

苦しい。苦しいよ。辛いよ。こわい。不安。

何も楽しくない。テレビもみたくない。本もあんまり読みたくない。

眠れない。苦しいよう。苦しいよう。

ちょっとしたことでもすぐ不安になる。苦しくなる。

こんなんじゃ、なおらないんじゃないか。何年もかかるんじゃないかと、不安で不安でたまらない。

仕事どころではない。苦しくて、時間がたつのがのろくて、何もかもが不安。こわい。

苦しい。

だれかたすけて。苦しいよう。

こうなる前の自分が、なんで楽しく生きてたのか思い出せなくなってしまった。

こんなにずっと苦しいの? 今だけ?

 

ダンナだって、うんざり、うっとおしいだろう。

私だって、逆の立場だったらイヤだもん。

ママだってパパだって、もう年だし、そんなに心配かけられない。

くるしい。苦しい。苦しい。苦しい。苦しい。

 

役立たなくてもいいって、理性には言い聞かせても、やっぱり何か役立たないと、生きてても意味がないと思う。

何かしなくちゃ、と思ってしまう。

逃げても、逃げなくても、苦しい。

もっと悪くなるんじゃないかと怖い。

不安だから、胸が苦しい?

泣くと頭がぼーっとして、不安な気持ちが薄らぐ気がする。でも胸は苦しい。息苦しい。

 

仕事のことは、だんだんどうでもよくなってきた。

逃げなんだろうけど、もうイヤだ。

なのに仕事をとったら、私に何も残らなかった。

そうだったのか。

私って仕事人間だったのか。

 

苦しい、苦しい、苦しい、苦しい。

時間がたてば苦しくなくなるのか。こんなに苦しい。

 

ダンナ君大好き。ママ、パパ、お姉ちゃん、妹ちゃん大好き。

みんなありがとう。

心配かけるけど、しばらくごめんね。

 

みんなを許そう。辛いのも苦しいのも誰のせいでもない。

自分のせいでも、自分以外の誰かのせいでもない。

しかたない。

転んだだけ。

たまたま、偶然がかさなって、心が折れちゃっただけ。

今までムリしてたから、折れやすくなってた。

この1年くらい、特に辛かった。

でも誰のせいでもない。

しかたない。

自分のせいでもない。

どうしようもなかった。他の人にだってどうしようもなかった。

私以外の人がやっても、そんなに変わらなかった。

病気になっちゃうときはなっちゃう。

その人たけのせいでも、周りだけのせいでもない。

どんな集団にも、いざこざはつきもので、それで心がおれちゃう人は必ずいる。しかたない。

心が折れて一番苦しいのはじぶんだから、自分がなおることだけを考えて自分を大事にしよう。

私が、私を一番愛している。私が、私を一番大事にしなくちゃ。

頑張った。もう休もう。

いいじゃない。人生の目標なんて。ちょっと考えるのをやめよう。

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【補足】 

 実際に仕事を放り出して休んでしまったわけだから、これ以上悪くなりようが無いはず、と思っていましたが、本当に辛いのは休みに入った後でした。

 新たなストレスの刺激はなくなったが、仕事から離れて緊張が緩んだせいか、精神状態も体調も、どんどん悪化していくような感じで、日常生活もままならなくなりました。全身が重く、何もかもが億劫で、また五感が過敏になって、音や光などすべてが辛く感じられました。暗い考えがわいて止まらず、頭の中がグルグルして、じっとしていることもできない感じでした。
 急に長期で休んでしまい、職場の皆に迷惑をかけて申し訳ないという気持ちが強かった一方、私がいなくても職場は問題なく進んでいる、私は不要な人材だ、とも思ってしまい、仕事や職場を連想するようなものを見るだけでも苦しく、窓の外をハトが飛んでいくのが目に入るだけでも辛かったです。