ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2009年2月6日(金) 「いまの現実をちゃんと見る。非現実的な目標は持たないこと」

 

今日は病院の日。

 

AA先生に、夫とケンカしたこと、香山さんの本を読んで泣いてしまったこと、早く職場復帰した方がいいのではないか、など話す。

 

AA先生は、いつものようにゆったり聞いてくれはしたものの、話すことは結構厳しかった。

 

【AA先生より】

●なんで突然、そんなに焦りだしてしまったのか不思議。せっかくいい調子で、できているのに。

●他人の言うことや、本に書いてあることは、全部間違っているとは言わないが、全部が正しいわけでもない。

●緋寒桜子さんが、一歩も進んでいないならともかく、着実に進んでいる。

在宅ワークも、始めてまだ2~3週間しかたっていないのに、なぜ急に、通うことまで考えるのか。

●まだ外出の練習、電車に乗る練習の途中。先にやることがある。ギャップを埋める必要がある。

●まず、職場に通う云々より前に、半日間外に出ることを週に3回、とかやってみる。

●いまの現実をちゃんと見る。非現実的な目標は持たないこと。

●今やれていることを大事に。とても良いペースで来ているのだから。

●周りの人は、良くなっているところだけを見ている。全体を見ていない。

●人にはそれぞれのペースがある。今は、自分のペースを守ること。

●緋寒桜子さんには、焦りが人一倍ある。基本的に怠けではない。自分で自分をなだめすかして、今の良いペースを作れている。

●ウツに関する本はたくさんあり、いろんなことが書いてある。読めるようになってきたこと自体は、元気になってきた証拠なので、良い。ただ、読むと揺さぶられることもあるので、揺さぶられすぎないように。

●こういうことが生じてくる時期。引き続き、外出訓練を続けて、どれくらいできるようになったか、それを現実的に積み重ねていきましょう。焦る必要はありません。

●緋寒桜子さんは、引きこもりっぱなしではない。毎週チャレンジしている。他人から見たらまだまだに見えても、ウツになった直後に比べたらずいぶんいろいろできるようになった。今できていることを過小評価する必要はない。

●入力の仕事に疲れたら、ちょっと外を散歩して気分転換するなどする。慣れてきたらあまり負担にならずにできるようになってくる。

●まずは、普通の生活ができるようになること。

●とにかく、焦らないこと。