ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年9月15日 何の理由もなく悲しい。涙が出てくる

悲しいよー。
 病気だ。
 何の理由もなく悲しい。
 というより、楽しみ、希望がない。なにも。
 そのぎりぎりのところ、本当のうつ病になる一歩手前というかんじ。
 まだ日常的なことはできるし、ごはんも食べれる。
 だから大丈夫なんだけど。

 何でもないのに、涙がでてきて、「悲しいよー」と叫んでしまう。
 「悲しいライン」のスレスレをいってるのが、波があって、
 ひょいっと越えると、「悲しいーー!」ってなってしまう。

 一生けんめいやった結果が、これか。


 って、本当に一生けんめい、やった?
 そうでもないんでない?
 手ぬきしてたんでない?


 でも、人にはつらくあたった。人に期待ばかりしていた。
 「職場がよくならないのは、〇〇、〇〇・・・がだめだからだで・・」


 ああ、そうだ。その人たちへのにくしみが、自分にはねかえって悲しいんだ。
 自分がどうしたい、がないから、苦しいんだ。

 自分は今の職場に、そこそこ貢献できているはずだけど、
 全身全霊かたむけて職場に尽くしたいとも、おもえない。
 いきいきと、バリバリとやりたい、なんて思ってない。
 それはもう、すてたの。
 
 今までもそう思ってたけど、少し期待してた。他の人に。
 そして、それが、うらぎられたのが苦しかった。
 って言っても、自分の底をみつめれば、他の人に期待する方がおかしい。

 楽しく仕事ができればいいのに、何でおいつめちゃうのかな。自分も他人も。
 そういう性格だね。
 
 やっぱり、変わらなきゃ。
 このままじゃ、もたない。
 仕事についてはそう。


 それじゃあ、あたしは 何を望み、希望、よろこびにして生きるんだろう。

 大泣き、うわーーーんと泣いて、
 足をじたばた、こぶしで「どんどん」してみた。
 1、2分。
 なんだかすっきり。ぼおってしている。

 職場そのものは、なんともできないけど、
 自分のやってきた仕事、のマニュアルみたいなものはつくれるかも。

 あと、「あんどーなつ」っていうドラマをみた。
 けっこう面白かった。
 ドラマとか、もっとみるようにしよう、かな。

 職場自体や、職場の人たちをどうにかするとか、はむりかもしれないけど、
 人事制度とか退職金制度とかは、やりとげたい。
 りそう的でなくても良い。

 自分の今後も、大それたことは考えなくたって、十分幸せだよね。
 もっとつまらない仕事をしている人だっていっぱいいる。
 
 人の役に立ちたいな。
 世の中に役にたつようなことがしたい。
 仕事でもプライベートでもいいけど。

 楽器も、もっとうまくなりたい。
 身体も、もっと鍛えたい。

 今は平静なきぶん。
 こういう感じで、波がある。
 でも、だんだん、「悲しいラインの下」の時間が減っていると思う。思いたい。

 Kさんが暮れに具合がわるくなってから、ずっと波があって、6月にもうつっぽくなって、またもりかえした。でも、ずっと悲しいラインのスレスレだったんだろう。
 Mさんのことで、どーんと突き落とされた。

 とつぜん突き落とされたから、悲しむより、沈まないようもがくのにせいいっぱいだった。悲しいラインの下にずーんと入ってしまったのが、やっと少し落ち着いてきて、でも
 そのあと少し元気になって、昨日9/14は外出もして、昼間はあまり悲しいとか感じなかったのに、夕方にどーんときた。

 今日9/15も、昼間はわりと平気だったのに、さっき夕ご飯食べたあとどーんときて大泣きした。
 どうも、夕方~夜に落ち込むような気がするなー。
 うつだと、「午前中が調子悪くて、午後~夜は元気」、という話をよく聞くけど、私は逆みたい。うつじゃないのかな?
 とにかく、そういう日周期みたい。
 だとすると、明日会社に行くんだけど、会社から帰る時間帯あたりが危ないかな。

 でも大泣きすると、少し元気になるような。
 気のせいかな。

 もう ねよ。

*1

 

 

*1:睡眠薬を飲むようになって、少し落ち着いたのだが、こんどは身体の方の症状が強くなってきて、発熱とセキがひどくなった。内科に行くと、風邪との見立て。抗生物質と咳止めを処方してもらった。それまであまり病気もしたことがなかったのが、急に「薬漬け」になったように感じた。それでも振り返ってみると、このころはまだ元気だった。このあとずんずん調子が悪くなるのだ