ウツに関する本(読んでよかった本、読まない方が良かった本)
ウツについてはいろいろな本がありますが、その中で、読んでよかったと思う本と、かえって辛くなってしまい読まなきゃよかったと思った本があります。印象深かったものをご紹介します。(あくまで私の主観的感想です)
【読んでよかった本】
●「ツレがウツになりまして」のシリーズ(細川貂々)
→2006年に発行。当時はまだ珍しかったウツ関連のコミックエッセイの体験記。まだ自分がウツになる前に(職場にウツになってしまった人がいて、どう接したらいいか悩んでいたので)読んで、とても分かりやすくて良かった。その後、自分もウツになって少し回復した後に再読し、自分の体験と比較して、とてもよく描けていると感心した。
●「うつからの脱出」(下園壮太)
→2004年発行。これも、まだ自分がウツになる前に読んだ。うつ病のクライアントが回復していく道のりを、カウンセラーである著者とのメールのやり取りを中心に時系列で紹介していて、具体的でとてもわかりやすかった。今でもときどき読み返して勇気をもらっている。
●「うつを治す」(大野裕)
→精神科医の書いた本。一般人にもわかりやすいようにやさしく書かれており、温かみのある文章。読んでいて励まされた。
【読まなきゃよかった本】
●「『私はうつ』と言いたがる人たち」(香山リカ)
●「思ってたウツとちがう。新型ウツ うちの夫の場合」(池田暁子)
→これらの本は、ウツ真っ最中の当人は読まない方がいいと思う。読んでひどく落ち込んだり、辛くなったりして、読んだことを後悔した。