ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2012年5月4日(金)~5月5日(土) ダンナの実家に帰省

ゴールデンウィークに、ダンナの実家(西日本)に帰省した。1泊2日で。

 

帰省するのは、もちろん、ウツになってから初めてのこと。飛行機に乗るのも。

今回は、社会復帰訓練の一環としての帰省だ。

 

【5月4日】

羽田空港から出発。

2011年に清里に旅行したときは、特急電車の窓から景色が流れるのを見るのが苦しい感じがあったけど、今回はまったくそういうことはなく、平常心でいられた。1年弱でだいぶ回復したなあ。

まあ、飛行機からはあんまり景色も見えないけれど。

羽田空港のザワザワした雰囲気に、少し緊張した程度だった。

 

現地の空港まではお舅さんが車で迎えに来てくれていた。

連休のせいか、けっこう人が多いけど、田舎だからか、やはりのんびりした空気が漂っている。

 

運転はダンナが代わり、2時間弱のドライブで実家に着いたのが3時過ぎ。

お姑さんとは、少しずつ電話で話せるようにはなっていたけど、両親と顔を合わせるのは久しぶり。

「元気そう。安心した」と言われる。

 

とにかくここまでで、ものすごく疲れたので、とりあえず昼寝させてもらう。

といっても、まず、納戸にしまってある布団をダンナと二人で運んで、シーツなどを自分でセットする。

それだけのことが、今日はしんどい。

倒れこむように横になる。

 

やはり相当疲れていたらしく、2時間ほど眠る。

起きるともう夕食タイム。

 

私が寝ている間、ダンナは、農作業などいろいろ手伝っていたらしい。

 

私だって、今までなら、お嫁さんらしく、夕食の支度などを手伝うのだけど、今回は「何もしない」と決めていて、ダンナにも両親にも話してあった。「その代わり、ごちそうも要らないから」と伝えてあった。

お姑さんもウツの経験があるせいか、両親も良くわかっていてくれて、夕食は出前を取っておいてくれた。

 

4人で夕食を食べ、後片付けも手伝わずに。またすぐ寝る。

 

 

【5月5日】

朝も起きずに、10時過ぎまで寝ていた。

 

普段の帰省なら、最低2泊はするんだけど、今回は「行くだけ」にして、1泊だけにさせてもらったので、起きて朝ごはんを食べてちょっとしたら、もう出発の時間になった。

ダンナは朝早くから農作業を手伝っていたらしい。お疲れ様。

 

お姑さんとお舅さんも一緒に、ダンナの運転で空港まで行き、搭乗口まで見送ってもらう。

羽田空港からはリムジンバスで最寄り駅まで帰り、そこからはタクシーで帰宅。

夕方までには家に着いたけど、とにかくへとへと。

 

何にもしてないのに(実家ではほとんど寝てた)、ものすごく疲れた。

でも、精神的には落ち着いている感じ。

ちゃんと帰省もできて、両親とも普通に話せたことへの、安堵と達成感がこみあげてくる。

次に帰るときは、もうちょっとお嫁さんらしいことができそうだな。