ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2011年1月24日(月) 最近やっと、のんびりリラックスできるようになった感じ

久しぶりの「吐き出しノート」 8月以来だから6カ月ぶりか。

 

明日、3回目の本社行き。

初回ほどの緊張はなく、落ち着いていて、少し「楽しみ(?」かも。

素晴らしい。

渋谷にも行けなかったことを思えば、素晴らしい進歩だな。

この調子で、毎週とか行けるようになるといいな。

 

でも相変わらず、朝は9時ころまで起きられないし、夜も11時ころには寝ちゃう。毎日10時間ぐらい寝ている。小学生か。

睡眠薬を減らそうと思っても、飲まなければ今度は寝付けないし、早朝4時とかに覚醒してしまう。眠れないことが続くと、またあのウツ発症初期のように、苦しくなるのではと思うと怖い。

夕方の昼寝も、なかなかなくせない。Hオフィスに行かない日は、どうしても疲れてしまって夕方1~2時間くらいは寝てしまう。

ジェイゾロフトも4錠のままだし、こんなんじゃ、普通のお勤めには程遠いな。

 

最近やっと、食べものが美味しかったり、普通にのんびりリラックスできるようになった感じ。

この2年は「必死で療養している」という感じだったかな。周りから「のんびり、ゆっくりしなさい」と言われたけど、どうやってのんびりすればいいのかわからなくなっていた。

11月に本社に行けたあたりから、やっと、「仕事以外」のことはだいたいOKになってきた気がする。旅行にも行ってみたい気持ちがあるし、テレビや音楽も、また楽しめるようになった。本やマンガを読むのも楽しめるようになった。

良かった。

 

去年2010年2月のこのノートを見るとかなり暗い。この1年でかなり良くなった感じ。いろいろ心配なことはあるけれど。

 

この頃、よく考えること。

ヒトとは生物であり、生物とは「永らえようとするもの」である。

だから、人が生きるのに理由などない、ということ。

生きる「意味」とか「目的」とか「意義」とかは無い。

普通にしてたら、生物の本能で生き永らえようとしてしまう。本能だから。

 

ウツが怖いのは、「死にたくなる」からだといわれる。

私も考えた。

私の場合「死にたい」というより、「もう生きていたくない」という感じだったけど。

やっぱり、生物としての正常な本能が失われていた。

病的な状態だったと思う。

 

ちゃんと薬を飲んで休養すれば、外の客観的な状況は何ら変わらなくても、死にたい気持ちは薄れてくるように思う。

少なくとも私の場合、2年かかったけど、今は「もう生きていたくない」とは思わない。