ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2010年12月15日(水)2回目の本社行きは、初回よりはラクだった

2回目の本社行き。

 

今回は少しだけ早く、13時につき、少し長めに滞在できた。

前回よりは、少しラクだったかも。

 

みんなから口々に声を掛けられるということもなく、やりかけの机の片づけをした。

気力を振り絞って、引き出しに残っていた書類やファイルなどを点検する。重要なものなどは休みに入る前に引き継いであったので、残っていたのはさして重要でないものばかりだった。

自分の個人的な資料(顧客の方からいただいたお手紙など)のファイルなど、わずかなものを残して、全部処分する。紙とファイルに分別して、紙は紐で縛り、ビルの外にあるリサイクル古紙置き場へ自分で持っていく。ファイルなどはきれいなものは総務に返却し、汚れていたものはゴミ袋へ入れて、ゴミ置き場へ。

文房具や電卓などと、印鑑や写真たたてなどの私物をまとめると小さめの段ボール箱1つに収まった。

 

片づけの途中で、総務の人が、「これ緋寒桜子さんのカップよね」と布でくるんだマグカップを持ってきてくれる。「割れるといけないから預かっておきました」とのこと。お気に入りのウサギ柄のカップ。前回片づけにきたときに机の周りになかったので、処分されてしまったんだと思っていた。

つい涙ぐんでしまう。

 

Zさんの机の近くに私の席を作ってもらえるということなので、とりあえず荷物をまとめた段ボールを運ぶ。

次に来るときまでに机を用意しておいてくれるらしい。

ありがたいと思うとともに、「いよいよか」と不安を感じる。

 

今回も、駅前の喫茶店でZさんとお茶してから帰る。

年末はお互い落ち着かないだろうから、次は年明けの1月に、また日程調整のうえで本社に来てみて、大丈夫そうなら徐々に頻度を上げていきましょう、とのこと。

 

前回のように、一人になったとたんに涙があふれるということはなかった。

家に着くとまたバタンキュー。