ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2010年10月15日(金) 予行演習として、本社の入っているビルの前まで行ってみる。

今日は予行演習として、本社の最寄り駅から改札を出て、本社の入っているビルまで行って、通り過ぎてみた。

 

最寄り駅からビルまでは徒歩5分くらいなのだけど、職場の人に出くわしてしまうんじゃないかとドキドキ。ずっと、うつむいて歩いた。

 

本社の入っている雑居ビルは、横丁を入ったところにあり表通りからは見えないが、その角を曲がるときには、自分に「ええいっ」と気合いを入れなきゃならなかった。

怖くてビルを見たりできない。

息を止めて、顔を背けて、足早にビルの前を通り過ぎる。

冷や汗が出て、足が震えた。

道歩く人たちから挙動不審に見られたのではないだろうか。

 

でもビルの前を無事に通り過ぎ、ぐるっと回って別の道から駅へ戻り始めると、達成感が湧いてきた。

「やった、できた。」

 

そのまま電車にのって家に帰る。

家に着いたらバタンキュー。