ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年9月26日 ついに抗ウツ剤と精神安定剤を処方される

精神科へ2回目の通院。初回の診察からの自分の状態をメモしたものをもとに、医師に説明する。

【自分から説明できたこと】
睡眠薬でよく眠れるようになった。昼間の眠気はそれほどひどくない。少しだるく、あくびが出る、ぼんやりする程度。生活や仕事に支障があるほどではない。
●仕事は普通にできる感じだが、高度な判断が必要なこと、議論、感情的に揺れる場面がしんどい。このさき持ちこたえられるのか、不安に思っている。
●全般的に意欲が低下。テレビを見ても面白くない。にぎやかな番組は耐え難い感じ。
●落ち込みが長くは続かないものの、何も考えてないときにふっと落ち込みが襲ってくる。
●不安感、悲哀感がある。楽しくない気持ち。喜びを感じない。
●家にいてじっとしているとよけいにおちこむ。職場での高ストレスの場面さえなければ、外に出かけていた方が気が紛れていい。
●知り合いの高齢の女性で、うつ病で10年くらい治らない方がいる。その人と同じではないかと不安。
●ドキドキ、動悸がする。胸が苦しい感じ。


【AA先生から言われたこと】
●若い人の脳の生理的な症状と、高齢者の脳の老化とは違うもの。分けて考えてください。
●仕事を休むことは、悪くない選択肢と思う。
●今は心が骨折した状態。骨が折れたままで無理に歩いている。辛いし、治りにくい。休んで落ち着いてから、リハビリして、少しずつ治るようにする方がいい。
●このままだと破綻するかもしれない。ストレッサーに日々直面している状態はつらいはず。
精神安定剤や、抗不安薬抗うつ剤「廃人になる」ようなことは絶対にない。何百万人もの人が服用しよくなっている。50年くらい前から使われており、どんどん改良されて今は副作用も少なくなっている。
●1か月くらい休むことを勧める。
●元気になる薬の服用を勧める。「ジェイゾロフト錠」という。セロトニンノルアドレナリンを増やす。今は脳内での分泌が少なくなっている状態。これを捨てないで脳内に貯める作用があり、結果として必要な物質が脳内に増える。→この薬の副作用として、服用し始めて2、3日は胃腸がムカムカするなどの症状がきつい場合がある。15人に一人くらい、体質に合わない人がいる。夕食後にすぐ飲んで、飲んだらなるべく寝る。市販の胃腸薬を飲んでムカムカを抑える。最初は必要量の1/4から始めて、辛くないようなら、薬の量を増やしていきましょう。薬の効果が表れるまで2~4週間くらいかかる。
●動悸を抑え、不安を和らげる安定剤(リーゼ)も、作用の軽いものを出しておきましょう。念のため。不安になったときに、頓服症状がでたときに)で飲んでください。

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というわけで、睡眠薬マイスリーレンドルミン)に加えて、ジェイゾロフト、リーゼも処方してもらう。ジェイゾロフトの副作用をはかるため、次は1週間後に通院するように言われる。

*1

 

*1:まだ、自分がうつ、心が骨折した状態だと、認められていない。抗うつ薬についても、効果に疑いを感じているが、AA先生からかなり詳しく説明されて、服用すること自体は納得できた。