ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2011年2月22日(火) 4回目の本社行き。Sさんと遭遇しそうになり、とっさに逃げてしまう。

4回目の本社行き。

 

これまでは、最初に3階の受付に顔をだしていたのだが、今回は直接、自分の新しい席に行く。

周りの人に小さい声であいさつして、すぐパソコンを立ちあげて仕事を始める。

前回おそわった顧客管理システムで、入力作業をする。

1時間くらいやると、頭がガンガンしてきて、顔がほてってくる。

周りの話し声があれこれ聞こえてきて、気になってしょうがない。

 

それでも2時間くらい頑張って滞在し、Zさんと一緒に出てお茶をすることになる。

 

ところが、階段の前入り口でZさんを待っていると、役員のSさんの声が聞こえてきた。どうも、今帰ってきたところらしい。

Sさんは、Hオフィスに行き初めてすぐのころ、偶然なのか意図的なのかわからないがHオフィスに急に来られて遭遇してしまい、ダメージを受けてしまった人。

 

その時のことがフラッシュバックしてしまい、気が付いたら階段を駆け下りていた。

顔を見たくない、会いたくない、話したくない。

体が勝手に反応して、全力で逃げてしまった。

そのままビルを飛び出し、生け垣の陰に隠れる。

震える手でZさんに「ビルの外にいます」とメールする。

 

少ししてZさんがやってくる。

「Sさんの声が聞こえたので、避けて、逃げてきちゃった」と正直に話す。

Zさん「私も、今日Sさんが来るって聞いてなくて。ごめんねえ」と言ってくれる。