ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年9月8日 病院(精神科)へ

今日、病院(精神科)に行って、睡眠薬を処方してもらった。
9/26にもう1回行く。
1~2カ月は通うことになるみたい。

今日は会社を休んだ。
午後、家で横になって本を読んでいる。眠くなっても、電気を消して寝ようとすると眠れない。
声をあげて5分くらい、わんわん泣いてみた。

「へこまない人の秘密」(※)っていう本を買ってきて、読んでいる。
●「ストレスの大きさ」ではなく、それを「自分がどう受け止めるか」、ということ。不安なことは心配すればキリがない。
●自分の感情を、毎日2分間、紙に書き出してみることを2週間続ける。
 →困難な状況でもうまく対処できる。
●自分を元気にしてくれること=好きな本やマンガ、テレビを見たりする。
●自分の感情ではなく、問題そのものに、外向きにフォーカスする。
 →Mさんのことを、「自分に原因があったのか、それともMさん自身に原因があるのか、悩むのは無意味。

 自分はよく頑張っていると思う。
 いつも努力しているし、よいと思ったことは一生懸命やってみていると思う。
 仕事も頑張っているし、感じよくしようと頑張っているし、職場の人たちにもできるだけ気を使っている。
 よその部署のことまで気にかけている。
 大丈夫、私は、よくやっている。


※「へこまない人の秘密」 アル・シーバート著  ディスカヴァー21 2008年発行

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【補足】
 この前日、9/7の夜、日記を書いたあと、ずっと眠れず、夜中に起きだしてタウンページを繰って、精神科の病院を調べた。
 たまたま自宅の近くの、歩いて行けるところに、入院病棟もある精神科の専門病院があった。
 翌9/8の朝いちで、勇気をふるって電話し、「今から診てもらえるか」と聞いたら、優しく「受付時間中ならいつでも大丈夫ですよ」と言われ、すぐ向かった。

以下は記憶があいまい。

 まず、かなり長い(4、5ページあったような気がする)問診票に記入しなければならなかった。何百問もある感じで、書き終えるとかなりへとへとに。
 その後、問診票をもとに、カウンセラー(?)による面接が30分くらいあった。
 最後にAA先生(精神科医)に診察してもらった。

 眠れないことを訴え、睡眠薬マイスリーレンドルミン)を処方してもらった。精神安定剤抗うつ剤の処方も話題に出たが、自覚症状は「眠れない」だけだったし、AA先生も強くは勧めてこなかったので、この日は睡眠薬だけとなった。ほかにもいろいろと説明をされた気がするが、正直、理解する気力がなえていた。


 AA先生には、この後、主治医として何年もお世話になることになる。
 後で聞いたのだが、この病院では、初診は当番制になっており、この日はたまたまAA先生が初診当番だったとのこと。また、初診した医師がそのまま主治医になるとは限らないのだそうだ。
 私の場合、まったくの飛び込みで受診したにもかかわらず、運よくAA先生が初診当番の日にあたり、しかもそのまま主治医として診ていただけたることになったことは、とてもラッキーだった。
 また、自宅から歩いて行けるところに、精神科の専門病院があったことも幸運だった。私の場合、うつ発症後しばらく、電車に乗れない時期があったので、少し遠い病院だったら通えなかったかもしれないと思う。

 とにかく、初診時に、カウンセラーとAA先生の両者から、かなり丁寧に話を聞いてもらえて、少し安心した記憶がある。
 なお、当時の日記に出てくる「へこまない人の秘密」は、気分の落ち込みを何とかしたいと縋りつく思いで買ったもの。一生懸命読んで、なんとか気持ちを立て直そうとしている・・・。