ウツ10年超え日記

うつを発症して10年を超えました。 「緋寒 桜子(ひかん さくらこ)」と申します。 2019年3月30日という、中途半端な日に、ふと、自分の「ウツ体験」をブログに書いてみようと思い立ちました。

2008年9月29日(月) 「もう、ムリ、もう、ムリ・・」

出社。

精神的に不安定で、「もう、ムリ」との思いが強くなる。

 

昼過ぎ、非常勤の女性役員Sさんに「ちょっと話をしようよ」と声をかけられる。

ここしばらくのできごとなどをゆっくり聞いてもらううちに涙が止まらなくなる。

「しばらく休ませて欲しい」と申しでる。

Sさんから「わかったわ。少し休むといいよ。心配しないで」と言われる。

 

外出中だった上司のCさんから、事務所へ電話が入る。私のことを心配してくれているらしい。

「いま、Sさんとも話をした。迷惑をかけて申し訳ないが、少し休ませてほしい」と申し出る。

Cさん「それがいいよ。とにかく今日はもう帰ったら。僕も今日は戻れないから」

と言われ、定時より1時間くらい早く、会社を出る。

 

帰り道、電車の中で涙をこらえるのに必死。

自宅最寄り駅につき、ホームに降りたとたん、涙があふれてくる。

家までの道をボロボロと泣きながら帰る。

「もう、ムリ、もう、ムリ・・」の言葉が頭の中でずっとぐるぐると回っている。